誰もが知るロレックス。世界一の信頼性と知名度で人気を誇るその魅力と歴史とは?

はじめまして、ベリーウォッチ店主肥留川と申します。
当コラムを閲覧いただきありがとうございます。ここでは、各腕時計の歴史や魅力、モデルなどコラム形式で定期的に紹介してまいります。

さて皆様、高級腕時計と聞いてどんなメーカーを思い浮かべますか?
「オーデマ ピゲ」「パティックフィリップ」「ウブロ」「パネライ」「ブライトリング」など多数のメーカーがある中やはり「ロレックス」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

ここでは、当店でも一番多く取扱いしている世界で一番有名なロレックスの歴史や、人々が惹きつけられる魅力についてご紹介していきます。

ロレックスの歴史

~ロレックスの歴史はここから始まった~

ロレックスはスイスの腕時計メーカーとして知られていますが、ロレックスの前身ブランドが産声をあげたのは、1905年のロンドンでした。
ハンス・ウイルスドルフと義兄弟のデイビスが、時計販売の専門商社「ウイルスドルフ&デイビス」を設立したのが始まりです。当時の腕時計の性能はあまり良いとは言えない状態だったようです。
そこでハンスは今後、見た目だけではなく機能性が実用性を重視する時代が来ると考え、会社設立から間もなくして、腕時計の製造を開始しました。

1908年に自社の腕時計をどの言語でも発音しやすく刻印した時に見た目が美しい名前をつけたいという考えで何百通りという文字を組み合わせ「ROLEX」と命名しました。
その後、1915年には、社名も「ロレックス・ウォッチカンパニー」に変更。
1919年には、拠点をロンドンからスイスのジュネーブに移し「モントレ・ロレックス 」を設立しました。

ここに皆様がよく知る「ロレックス」が誕生しました。

ロレックスの特徴と魅力

~ロレックスの3大発明ここがすごい~

なぜ、ロレックスが腕時計の業界で永く世界中で人気を得られているのか?
その理由は、ロレックスの功績である「3大発明」やロングセラーを生む理由として「同一モデル」の改良が大きく関わっていると考えられます。

ロレックスの3大発明とは

①オイスターケース: 牡蠣のように固く閉ざされた「防水性」の高いケース
メルセデス・グライツ嬢がロレックス社製のオイスターケースの腕時計をはめたままドーバー海峡を泳ぎ、この間時計は壊れることなく動き続けたそうです。

②パーペチュアル: 身に着けていれば永遠に止まらないという「自動巻機構」
自動巻機構の発明により、リューズを手で巻くという動作が不要に。リューズの閉め忘れという事故も防げるようになりました。
このパーペチュアルという自動巻の機構は、現在の腕時計の原点とも言うべき存在です。

③デイトジャスト: ディスク式の日付表示機能
1945年、ロレックスは小窓の日付が毎日1回夜0時ちょうど付近で瞬時に切替わる「デイトジャスト機構」を発表
先に述べたように実用性と機能性を重視するロレックスだから誕生した構造規格で現在では当たり前のようにスタンダードな機能となっております。

ロレックスの人気モデルと愛用している著名人

~世界中の著名人から愛用されるロレックスモデル~

さて、ここからはロレックスの中でも人気のモデルやそのモデルを愛用している著名人を紹介していきます。

■デイトナ
▼木村拓哉さん:デイトナ Ref.116506 アイスブルー プラチナケース

▼原辰徳監督: デイトナ Ref.116515LN アイボリーダイヤル

▼ジャスティン・ビーバーさん: デイトナ Ref.116528

▼クリスティアーノ・ロナウド選手: デイトナ Ref.116528G

■サブマリーナ
▼石橋貴明さん: ロレックス サブマリーナ Ref.不明

▼市原隼人さん: ロレックス サブマリーナ Ref.14060

▼デヴィッド・ベッカムさん: ロレックス サブマリーナ Ref.不明 アンティーク

▼ラッセル・クロウさん: ロレックス サブマリーナ Ref.不明

■GMTマスターⅠ&Ⅱ ▼竹野内豊さん: ロレックス GMTマスターⅠ Ref.1675

▼石原裕次郎さん: ロレックス GMTマスターⅡ Ref.不明

▼シルヴェスター・スタローン: GMTマスターⅡ赤青 Ref.116759SARU

▼ルイス・フィーゴ: ロレックス GMTマスターⅡ カフェオレ(茶黒ベゼル) Ref.126715CHNR

世界中の著名人が愛用されていることロレックス。
やはりロレックスの中でも特別で希少性の高いモデルを着けていることが多く 時計好きであれば憧れの一品が多数あります。

値上がり続けるロレックスその理由と価格推移

~まだまで価格高騰が加速するロレックス相場~

さて、ロレックスの歴史と魅力は理解していただけたかと思いますが、一番気になる販売価格について現状のロレックスの価格相場に関してご紹介します。価格の値上がりが継続することで知られるロレックス。
「なぜ」値上がりが進むのか?その理由と構造についてご説明いたします。

現在、ロレックスで値上がりが大きいモデルは、「デイトナ」「サブマリーナ」が最も大きく、 最近では「エクスプローラーⅡ」「GMTマスターⅡ」も値上がり傾向となっております。

以前は、正規販売店でも定価で買える事が出来ましたが、今では滅多にお目にかかる事が難しい状況です。
正規販売店はロレックスの新品を「定価以上」で販売することはできない為、 価格が高騰している昨今正規販売店では、あっという間に売り切れるか優先的に有力顧客の手に渡ってしまうため、正規販売店で購入することが困難になっております。

その為以下のような高騰相場が形成されてしまいます。

正規店の在庫がなくなる➡非正規店で定価より高い価格で販売➡購入者が定価より高い価格で購入➡ロレックスの値上がりが市場で認識される➡ 値上がり前に購入する人が増える➡さらに値段が上がる➡投機商品としての価値が高まる➡高騰相場の形成

さて次は、どれくらい値上がりしているかご紹介いたします。
■デイトナ(116500LN)
定価:1,274,400円
現在の平均価格:3,200,000円程度

■サブマリーナ(116610LV/グリーンサブ)
定価:928,800円
現在の平均価格:2,300,000円程度

■GMTマスターⅡ(116710BLNR/ブルーブラック)
定価:918,000円
現在の平均価格:1,900,000円程度

■エクスプローラーⅡ(216570)
定価:831,000円
現在の平均価格:1,200,000円程度

参照:https://intensive911.com/?p=172964
新型コロナウイルスの影響によってスイス本国で緊急事態宣言が約3か月続き、 一時期ロレックス(の工場が閉鎖されることとなりました。
昨今の貿易縮小と相まって、ますますロレックスの供給および流通量は下がる一方な為、 今後も品薄状態が加速されると考えられよって価格も高騰していくと考えられております。

まとめ

さて、ここまでロレックスの歴史や魅力、さらには価格相場などご紹介してまいりましたが、 皆様いかがだったでしょうか? 私は現在、TAG HEUERの「カレラ グランドカレラ クロノグラフ キャリバー」を愛用しておりますが、やっぱり私にとってもロレックスは憧れであり、いつかは必ず所有したいメーカーです。